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《サンパウロ市》7月の降雨は1日のみ=最高気温の平均25・5度

2022年8月3日

乾燥した日が続いたサンパウロ市(Marcelo Camargo/Agência Brasil)
乾燥した日が続いたサンパウロ市(Marcelo Camargo/Agência Brasil)

 国立気象観測所(Inmet)が1日、7月のサンパウロ市では1日しか雨が降らず、1933年の観測開始以来、最も雨の日が少ない月となったと発表したと同日付G1サイトなどが報じた。
 7月は元々、降水量が少なく、1991~2020年の平均は48・4ミリだったが、今年の7月は28日までの47日間、雨ゼロの状態が続いた上、1ミリ以上の雨が降った日はたった1日しかなかった。
 だが、今年7月の雨は平年の18%にあたる9・2ミリだったため、最も乾燥した7月とはならなかった。これまでの少雨記録は2006年の降雨3日で降雨量0・4ミリだからだ。以下、1974年の降雨4日で0・5ミリや、1933年の降雨13日で2ミリと続く。これらの記録は、1933年に始まったサンパウロ総合大学エネルギーと環境研究所(IEE―USP)の観測記録に基づいている。
 また、市北部のミランテ・デ・サンタナの観測点で自動観測が始まった1995年以来の記録でみると、サンパウロ市で1ミリまたはそれ以上の雨が降らなかった降雨ゼロの日が続いた最長記録は、2012年7月19日~9月18日の62日間で、今年は4番目の長期記録となった。
 最高気温の平均も平年の22・9度を大きく上回り、平均で25・5度となった。これは、1977年に記録した25・3度や2018年の25・1度を上回り、7月としては同所での気象観測が始まった1943年以来の最高値となった。
 7月は最後の数日間が冷え込んだため、平均気温も下がったが、7月26日現在の報道では、同日までの最高気温の平均は25・9度で、同市での観測記録が残っている1984年以降で最も暑い7月とされていた。
 ただし、最高だったのは平均のみで、今年7月の最高気温の最高28・1度は、2006年7月に記録した30・2度を下回った。
 また、最低気温の平均も14・5度で、平年の12・8度を大きく上回った。今年7月の最低気温の最低は、31日に記録した10・8度だった。


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