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商業界ではコロナ禍により7・8%廃業=雇用者数や給与総額も減少

2022年8月18日

コロナ禍が沈静化し始めてからの店先(Tania Rego/Agencia Brasil)
コロナ禍が沈静化し始めてからの店先(Tania Rego/Agencia Brasil)

 地理統計院(IBGE)が17日、年次商業調査(PAC)によると、パンデミック初年の2020年は企業数が7・8%減り、雇用者数や給与総額も減少した事がわかったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 企業数は2019年の140万が133万9460社に7・8%も減り、160万あった店舗も150万に7%減った。
 雇用者は1020万人が980万人に、従業員への支払い総額は2464億レアル(インフレ調整済み)が2416億レに減った。
 雇用者は小売業が36・54万人(4・8%)、自動車部門が7・66万人(8・5%)減で、卸売業は3・79万人(2・2%)増えた。
 企業別に見ると、車両・部品・バイクを販売していた会社は9・9%、小売業は8・7%減ったが、卸売業は1・3%増えた。
 20年の純営業収益は4・3兆レアルで、卸売業が47・4%、小売業が43・9%、車両・部品・バイクが8・7%を占めた。
 自動車部門のシェアは2011年の14・7%が8・7%に落ちたが、卸売業のシェアは43・8%から47・4%に3・6%ポイント、小売業は41・5%が43・9%にと2・4%ポイント増えている。
 営業収益でシェアが増えたのはハイパー&スーパーマーケット13・6%(19年比で3%増)、燃料・潤滑油10・1%(同1・1%減)、食品・飲料・タバコ類の卸売店8・5%(同1%増)などだ。
 純再販收入と再販コストの差(マージン)は9427億レアルで、小売業5117億レアル、卸売業3645億レアル、車両・部品・バイク665億レアルだった。
 上位8社の総純再販収益のシェア8・9%は11年より1・4%ポイント低下。自動車部門と卸売業はシェアが減ったが、小売業は8・8%が10・8%に拡大した。


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