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《ブラジル》現代がラ米初のエンジン工場開設=20日創業、年7万台生産へ

2022年9月22日

現代のピラシカバ工場(Christiano Diehl Neto/Hyundai Motor Brasil/Divulgação)
現代のピラシカバ工場(Christiano Diehl Neto/Hyundai Motor Brasil/Divulgação)

 韓国の自動車メーカー現代(Hyundai)がサンパウロ州ピラシカバ市にラ米初のエンジン工場を開設し、20日から操業を開始したと20、21日付現地紙、サイトが報じた。
 現代は10年前からブラジル国内での車の生産を始めていたが、エンジンは韓国から輸入していた。今回は5億レアルを投じてエンジン工場を開設。ブラジルで最も売れているHB20用のエンジンを年間7万台生産する予定だ。
 HB20は、昨年の同社の売上を牽引した車種で、今年も8月までに6万1909台を売り上げた。新工場開設で256人の雇用が創出される。
 同社としては、このピラシカバ工場は世界では13番目、ラ米では初のエンジン工場で、韓国で生産するものと同じ品質を保つ事を約束している。
 現代社のブラジル並びに中南米担当社長兼CEOのケン・ラミレス氏によると、現代グループは地域の大学や専門学校と協力して、インターンシップや知識交換プログラムにも取り組んでおり、新工場に関しても、「学生や将来の専門家の育成を支援するため、施設や部品、エンジンをこれらの機関と共有する」方針だという。
 新工場は高度に自動化されており、生産ラインを機敏に適応させるために必要な柔軟性も備えていると強調。同工場では、部品の移動を最適化するためにAMRと呼ばれる自律移動ロボットを導入しており、部品移動に必要なスペースを半減したという。


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