連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第48話
どこかの飲み屋で仕事をしていた、と言う事なのでちょっと気になったけど、案外朗らかそうで、子供達に優しそうなのでまぁ、これでいいんだろうと思っていた。そのあと、母の訪伯を機会に、結婚の披露宴を我家の上の倉庫で、同じ区内の人達に来てもらって行うことになった。母は喜んだ。これで母、ぬいの子供は皆所帯を持つことが出来た。巳知治のお嫁さんは富子と言った。
一ヶ月の母のブラジル滞在中、余り遠くへは案内できなかったけど、バウルーの天理教ブラジル伝導庁に参拝し、ブラジルの広さの一端を見せた。また、雨の中のピエダーデの上村さん(熊本の泗水出身)の店を訪ねたり、サンパウロ市イピラ...
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