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《ブラジル》外国人観光客が国内で使った金は1~7月で27億ドル超に

2022年9月28日

ブリット観光相(Valter Campanato/Agencia Brasil)
ブリット観光相(Valter Campanato/Agencia Brasil)

 観光省が26日、外国人観光客が1~7月にブラジル国内で使った金額は27億ドル(約145億レアル)を超え、昨年同期の15億ドル比で84%増えたと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
 外国人観光客が国内で費やした金額は7月だけで3・89億ドルで、昨年同月(2・23億ドル)を74%上回った。これらの数字は、新型コロナのパンデミックによって2020年3~4月以降、甚大な損失を被った観光業界が力強く回復に向かっている証拠だ。
 カルロス・ブリット観光相はこの日、国際便の運行本数が増えている事やブラジル観光公社の努力などが外国人観光客の増加につながっており、年末までにブラジルを訪れる外国人観光客の数が420万人に達すると見ている事を明らかにした。
 同相は、「パンデミック前、ブラジルでは外国人観光客が年間700万人を超える日も近いと考えていた。だが、パンデミックで状況が急変した。現在は、年末までに400万人を超える事を願っている。観光業が回復に向かえばブラジルの経済活動も次第に回復する」と語っている。
 ブラジルを訪れた外国人観光客が最多だったのは、2018年の662万人で、2019年は635万人だった。だが、2020年3月以降は世界中がパンデミックで大打撃を受け、ブラジルを訪れた外国人観光客は180万人に減少。2021年は60万人に落ち込んだ。
 だが、今年は上半期だけで100万人を突破。ブリット観光相は、「外国人観光客がブラジルまで足を運ぶように仕向ける事は大切だ。外国人観光客の93%は『もう一度来たい』と願っており、95%はブラジルの料理を楽しんでいる。ブラジルは外国人観光客が求めているものを全て持っているし、彼らが考える以上のものを提供できる。もっと積極的に外国人観光客を誘致するべきだ」と強調した。


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