正規雇用者が約28万増加=1~8月では185万人増える

労働社会保障省が29日、8月は正規雇用者が27万8639人増え、1~8月の累計では185万3298人の増加となったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
これは全就労・失業台帳(Caged)に基づくもので、8月は205万1800人が新たに採用され、177万3161人が解雇された。
8月に28万弱の増加を見た事で、8月末現在の正規雇用者の総計は前月比で0・66%増の4253万1653人となった。
正規雇用者増の半分強はサービス業で、14万1113人の増加を見た。サービス業には通信サービス、情報処理の他、金融や不動産関係、経営管理などが含まれる。
工業は製造業を中心に、5万2760人増を記録した。商業は4万1886人増え、建設業は3万5156人増加。農牧業や漁業、花卉栽培などは7万724人増えた。
ジョゼ・カルロス・オリヴェイラ労働相は発表に際し、工業部門の正規雇用者が3カ月連続で増えている事に注目。「ブラジルの工業界の活動が回復してきた事を意味する。工業は製品に付加価値をもたらし、平均給与を引き上げる事にもつながるため、ブラジル経済にとっても重要だ。工業界は通常、より高度な技能や資格を持っている人を必要とするため、労働者の質の向上や平均給与の上昇につながる」と語った。
雇用者増は全連邦自治体で起きており、前月比での増加率上位はロライマ州1・59%(1081人)、リオ・グランデ・ド・ノルテ州1・41%(6338人)、アマパー州1・35%(1016人)、人数で見た上位はサンパウロ州7万4973人(0・57%)、リオ州3万838人(0・92%)、ミナス州2万7381人(0・61%)だった。
新規採用者の平均給与は1949・84レアルで、前月より1・52%(29・27レアル)増えている。