《ブラジル》得票数1位の下議はミナスから=サンパウロ州は50人中20人

2日の統一選で選ばれた下議の内、得票数1位は149万2047票を得たニコラス・フェレイラ氏(自由党・PL)で、前回選挙で1位だった大統領次男エドゥアルド・ボルソナロ氏は4位に甘んじたと3日付G1サイトなどが報じた。
得票数上位の下議50人中、20人はサンパウロ州から選出された。サンパウロ州は有権者数が最も多く、全体の22・16%を占める。つまり、有権者の5人に1人はサンパウロ州に住んでいる事になり、得票数上位者も同州選出議員が圧倒的に多い。
だが、今年のトップは、150万票弱を得たミナス州選出のフェレイラ氏だった。2~6位はサンパウロ州選出で、100万1472票を得たギリェルメ・ボウロス氏(自由社会党・PSOL)が2位、94万6244票を得たカルラ・ザンベリ氏が3位、74万1701票を得たエドゥアルド・ボルソナロ氏が4位、64万918票を得たリカルド・サレス氏が5位(3~5位は全員PL)、461217票を得たデレガード・ブルーノ・リマ氏(進歩党・PP)が6位だった。
サンパウロ州選出者が強い事は、7~10位も同州選出の議員が占めている事でも明らかだ。サンパウロ州の候補の間に割って入る形で7位になったのはラヴァ・ジャット作戦で知名度が上がったダルタン・ダラグノル氏(パラナ州)の34万4917票だ。
なお、得票数上位50人を政党別に見ると、PLが16人で最多。以下、自由社会党(PSOL)5人、進歩党(PP)とウニオン・ブラジル、民主運動(MDB)各4人、労働者党(PT)社会民主党(PSD)各3人などとなっている。