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《ブラジル》選挙高裁が4日朝に開票終了=大統領選など大勢に変化なし

2022年10月5日

大統領選の最終結果(4日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部)
大統領選の最終結果(4日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部)

 【既報関連】選挙高裁が4日朝、遅れていた国外とアマゾナス州の票の開票も終わったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 統一選の開票率は2日の時点で99・9%に達していたため、大勢には変化がない。
 大統領選の場合、ルーラ氏(労働者党・PT)が48・43%の5725万9504票、ボルソナロ氏(自由党・PL)が43・2%の5107万2345票を獲得と改めて発表された。シモーネ・テベテ氏(民主運動・MDB)の得票率は4・16%、シロ・ゴメス氏(民主労働党・PDT)は3・04%だった。
 この遅れは、フランスと米国、ポルトガルの3カ国、9カ所の投票所と、アマゾナス州都マナウス市から450キロのカオリ市での投票が紙で行われたためだ。紙による投票は故障や輸送上の問題で電子投票機が使えず、採用されたが、選挙高裁によるとこのような変更は正常な手続きの一部だという。
 今回の選挙では史上初めて、全投票所、全電子投票機の投票内容の報告書の閲覧が可能となった。今回の選挙で投票可能な有権者は1億5645万4011人で、1億2368万2372人が投票を行った。これは全有権者数の79・05%にあたり、棄権は3277万982人(20・95%)だった。
 また、有効票は1億1822万9719票で、無効票は348万7874票(2・82%)、白票は196万4779票(1・59%)だった。
 開票率が100%となった事でPLは下院での議席を99に伸ばした。下院は448人(87%)が再選を目指したが再選は283人(55%)だった。18年は241人(47%)が再選された。
 他方、上院は再出馬した13人中5人(38・5%)が再選を果たした。上院の再選率が2回連続で40%を割るのは初めてだ。


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