《ブラジル》自動車販売=9月の総数は33・5万台=前月比減も昨年比では増加
全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)が4日、9月の自動車販売数は33万5304台で、前月比で3・26%減だが、昨年同月比では19・33%増えたと発表したと同日付現地サイトが報じた。
この数字は乗用車と軽量商用車、トラック、バス、バイク、陸運用具の全てを含んでおり、1~9月の累計は昨年同期比で2・1%増えたという。
内訳を見ると、新車を買う人が増えている乗用車と軽量商用車の販売数は18万424台で、昨年同月比で26・76%増えた。ただし、営業日数が少ないため、8月より7・12%減り、1~9月の累計も昨年同期比で5・08%減だった。
9月の最多販売車種はフィアットのStradaで、9908台を売り上げた。2番目はシボレーのOnixで、8836台を販売した。他方、フォルクスワーゲンのSaveiroは全体では13位ながら、ピックアップでは2位の4608台を売り上げ、関係者を驚かせた。
8月まではStradaに僅かな遅れを取っていただけのフィアットのToroは4335台で、ピックアップの3位に転落した。
トラックの販売数は約1万1100台で、昨年同月比で4・02%減、前月比で9・81%減だった。今年の累計も昨年同期比で1・8%減少した。
Fenabraveでは、トラックの販売数減少はコンポーネントの不足と、トラックは他の車両よりもはるかに高度の技術を要求され、特殊なオーダーメイドであるためと説明している。
他方、バスの販売数は約2400台で、昨年同月比で112%増を記録した。陸運用の荷台などは昨年同月比で7・73%増えたが、前月比では5・39%減、今年の累計も8・19%減だった。