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ブラックフライデー=今年の売上は42億レアル?=昨年比で1・1%増予想

2022年11月15日

新型コロナに伴う規制緩和で人出が戻ってきたショッピングセンター(Agencia Brasil)
新型コロナに伴う規制緩和で人出が戻ってきたショッピングセンター(Agencia Brasil)

 全国財・サービス・観光商業連合(CNC)が9日、今年のブラックフライデーの小売販売は昨年同期比で1・1%増の42億レアルとなるとの見通しを明らかにしたと同日付SBTニュースなどが報じた。
 CNCによれば、この予想が実現すれば、ブラックフライデーがブラジルの小売業界のカレンダーに組み込まれた2010年以降で最高値となる。これまでの最高はコロナ禍に伴うデジタル化加速により、前年比で13・2%増を記録した昨年のブラックフライデーだった。
 CNCは、今年の小売販売は昨年比で1・3%増となるとの見通しも明らかにした。CNCによると、ブラックフライデーとサッカーのワールドカップは、今年の小売販売を押し上げる主な要因の一つと見られている。
 ブラックフライデーは小売業界にとり、クリスマス(ナタール)と母の日、子供の日、父の日に続く5番目に大きな書き入れ時で、11月の最後の金曜日(今年は25日)がそれにあたるが、前倒しでプロモーションをかける例が増えている。
 また、今年はちょうどワールドカップ(W杯)初週とも重なる。CNCでは、W杯は小売販売に1・4億レアルのインパクトを与えると見ている。特に影響が出そうなのが家具や家電、個人用品と電子機器類の2部門だ。
 CNCでは、家具と家電はブラックフライデーの売上に10・9億レアルの、個人用品と電子機器は同9・2億レアルのインパクトを与えると見ている。また、ハイパー、スーパーマーケットの売上は9・1億レアル、衣類と靴、アクセサリー類の売上は7億レアルに達する見込みだ。
 CNCのエコノミスト、ファビオ・ベンテス氏は、「インフレは減速傾向にあるが、経済基本金利(Selic)の高止まりでクレジットがより高くつくため、耐久消費財の購入が特徴であるブラックフライデーの売上急増を妨げるだろう」と見ている。


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