W杯で新しい髪型が流行?=リシャルリソンの剃り込みなど

ブラジルではW杯の時期、代表選手の髪型を真似て応援する人が増える。23、24日付G1サイトなどによると、今年最も話題になっているのはリシャルリソンの髪型だという。ブラジル国旗を取り入れた髪型もあちこちで見られている。 リシャルリソンの髪型は、頭頂部を金髪にして短く刈り、側後頭部はより短く刈り込む。そして右側頭部に「ルー」と呼ばれる植物の枝をデザインした剃り込みを入れたものだ。「ルー」はブラジル人が伝統的に信じる、邪眼(呪い)を追い払い、保護をもたらす植物だ。
また、ブラジル国旗を取り入れた髪型もあちこちで見られる。頭部全体を国旗柄に染めたものや、脱色した後に髪を少しずつまとめて国旗柄に染めたものなどがある。右側は黄色、左側は青でと染め分けたものや、短く刈った髪の一部を細い剃り込みで区分けし、片側の側頭部に国旗やブラジルサッカー連盟のイニシャル(CBF)を入れたものなど、創意工夫が凝らされている。中には6回目の優勝を願って、「Rumo Hexa」の文字を入れる人もいる。
髪型での応援以外にも、11カ月間節約して貯めたお金で、ネイマールの顔を入れ墨した人など、選手や代表チームへの思いの表現の仕方はそれぞれだ。
24日のブラジル代表対セルビアの試合を観戦している人々の多くは代表チームのユニフォームを着用し、手に汗握る思いで前半を観戦し、後半には歓喜の声をあげながら応援した。
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