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フォーカス=インフレ予測値徐々に上昇=GDPは2・81%成長か

2022年11月29日

 中銀が28日に発表した経済動向予測調査「フォーカス」によると、今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は5・88%増が5・91%増に、国内総生産(GDP)の成長予想も2・80%が2・81%にと上方修正されたと同日付現地サイトが報じた。
 フォーカスは100以上の金融機関を対象とする調査で、IPCAは10月21日集計(24日発表)の5・6%以降、5週続けて上昇中だ。また、最初の2週間は5・61%、5・02%と微増していたが、11月11日集計(14日発表)以後は5・82%に5・88%、5・91%と加速している。
 いずれにしても、今年のIPCAは政府公式目標の3・5%や上限の5%を超える事が必至だ。来年の予測値も、5・01%が5・02%にと若干引き上げられた。来年の目標上限が4・75%だ。
 物価の上昇は購買力の低下を招き、工業生産などが伸びにくくなるため、中銀通貨政策委員会(Copom)は経済基本金利(Selic)をここ6年間で最高の13・75%に引き上げたが、インフレ見込みは上限を超えたままだ。Selicは来年末時点でも11・5%と見られている。
 なお、GDPの成長見込みは2・81%に微増。政府が予想する成長率の2・5%よりも若干高めだ。2023年のGDPの予想成長率は0・70%で据え置かれた。
 為替は年末時点のドルが5・25レアルから5・27レアルに、来年末のレートも5・24レアルが5・25レアルに修正された。貿易収支の予想黒字額は今年が550億ドル、来年も560億ドルのままだ。外国人投資家による投資額も今年が800億ドル、来年が750億ドルで据え置かれた。


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