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連警一斉捜査、SCでは重火器11丁押収=ESでは集団的扇動者らも

2022年12月17日

アスンソン州議(twitter)
アスンソン州議(twitter)

 【既報関連】最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事の命令で15日に連邦警察が行った、ボルソナロ大統領派による反民主主義的抗議行動の捜査に関し、連警の押収したものの内容や具体的な捜査対象が明らかになっている。15、16日付現地紙、サイトが報じている。
 今回捜査では全国7州と連邦直轄区で103件の家宅捜査令状が出されたが、押収物の内容が最も注目されたのはサンタカタリーナ州だ。連警は同州の捜査対象者の1人の自宅で、短機関銃(サブマシンガン)、マシンガン、ライフルなどの銃器11丁を押収した。
 また、最大級の捜査対象州だったエスピリトサント州では、カルロス・ヴォン(民主キリスト教・DC)、カピトン・アスンソン(自由党・PL)両州議の他、州都ヴィトリアのアルマジーニョ・フォントウロ市議(ポデモス)や地元紙の「フォーリャ・ド・ES」社主のジャクソン・ランジェル氏、ラジオ司会者のマックス・ピタンギ氏や牧師のファビアーノ・オリヴェイラ氏がネット上での抗議運動の扇動役となっていたという。ランジェル、フォントウラ氏は逮捕され、オリヴェイラ氏にも逮捕令状が出た。州議2人は電子足輪での自宅軟禁となる見込みだ。
 マット・グロッソ州の主な捜査対象は統一選候補だったラファエル・ヨネクボ、アナラジ・カルネイロ、アダヴィルソ・アゼヴェド・ダ・コスタの諸氏で、ヨネクボ氏はブラジル労働党(PTB)、アダヴィウソ氏はPLから州議選に出て補欠当選、アナラジ氏(PTB)は下議選に出馬していた。
 南マット・グロッソ州ではコスタ・リカ市元市長のヴァルデリ・ドス・サントス氏やインフルエンサーのジュリアノ・ガイオゾ・ポンテス氏、女医のシルレイ・ファウスチノ・ラチエル氏などが対象となった。
 捜査対象は抗議活動のリーダーや資金・資材の提供者ら、デモに参加したトラックの所有者や運転手、デモ支援のために使われたトラックの所有者や運転手に大別されている。


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