「INSSの恐怖」で人気に=121歳のアンドレリノさん

ゴイアス州在住の121歳の男性が満面の笑顔で「国立社会保障院(INSS)の恐怖」と書かれた誕生日ケーキを持っている写真がSNSで話題となり、道で行きあった人から「写真を撮らせて」と頼まれたりするほどの有名人になったと14日付G1サイトなどが報じた。

「INSSの恐怖」として知られるようになったのは、年金生活者のアンドレリノ・ヴィエイラ・ダ・シルヴァさんだ。
アンドレリノ氏は1901年2月3日生まれで、ゴイアス州ゴイアス市に近いアパレシーダ・デ・ゴイアニア市に住んでいる。子供は7人で、2人は他界したが、5人は健在だ。孫は13人、ひ孫は16人で、玄孫も1人いる。今年2月に121歳の誕生日を迎えた。
孫のジャナイナ・レメス・ダ・ソウザさんによると、道で出会った人から「一緒に写真を撮らせて」とせがまれる事さえあるのに、「すっかり有名人になったね」と言うと、「有りもしない話を作り出すのが好きだな」というだけで、「我関せず」を貫いているという。
この事がメディアやSNSで知れ渡ったため、労働社会保障省は「あなたは『INSSの恐怖』などではない。あなたはINSSにとって祝福だ。アンドレリノ氏がもっと長生きできますように」と書かれたプレートをプレゼントした。
アンドレリノさんは誕生日から1カ月後にデング熱にかかって入院したが、5日後には自宅に戻った。同氏と接した病院のスタッフ達は同氏について、「話好きで人懐っこく、入院中も常に活動的だった。院内のスタッフは皆、彼のエネルギーとユーモアに驚嘆した」と語っている。