IPVA=サンパウロ州は1月から徴収=一括払いなら3%の割引=州毎に異なるので確認必要

サンパウロ州財務企画局が20日、2023年のIPVA(自動車所有税)の支払いに関する日程表を発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
IPVAの額は乗用車が評価額の4%、バイクやそれに準ずる車両、軽トラック、マイクロバス、バス、重機が2%、トラックが1・5%、レンタカーは1%。1月に一括で払うと3%安くなる。
23年はIPVAの額により3~5回の分割払いが認められる。各回の最低支払額は68・52レアルで、IPVAが205・56~274・07レなら3回、274・08~342・50レなら4回、342・60レ以上なら5回となる。
支払期日はナンバープレート末尾番号や車種によって異なる。乗用車と軽トラック、バス、マイクロバス、バイクとそれに準ずる車両の割引付一括払いと分割払い1回目の支払期限は、末尾番号1が1月11日、2が12日、3が13日、4が16日、5が17日、6が18日、7が19日、8が20日、9が23日、0が24日となっている。
割引なしの一括払いと分割払い2回目は2月の11~24日で、分割払い3回目は3月、4回目は4月、5回目は5月が支払期限。いずれの場合も末尾番号と日付の関係は1月と同じた。
トラックと牽引自動車(トラクタ・トラック)の割引付一括払いの期日は乗用車など同様1月11~24日だが、割引なしの一括払いはない。初回~5回目までの分割払いの期日は全ての末尾番号共通で、3月~9月の20日となっている。
サンパウロ州の登録車両は2700万台で、1790万台がIPVAの課税対象だ。支払が遅れると、1日0・33%の罰金と経済基本金利(Selic)に従った金利が徴収される。支払いが60日以上遅れた場合の罰金はIPVAの20%となる。
IPVAの額や支払期日、支払回数は州毎に異なり、個別に確認する必要があるが、1月から徴収が始まる州が多い。IPVAの40%は州、40%は市、20%は基礎教育開発基金(Fundeb)に割り振られる。各市が受け取るIPVAの6%は保健衛生に割り当てるなどの基準も定められている。
年頭は私立校の授業料値上げや種々の税金の支払が重なるため、支出の予定を組む事も必要だ。