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バス転落で4人死亡=青少年サッカーチームが被害に=ミナス・ジェライス州

2023年1月31日

 30日未明、ミナス・ジェライス州内陸部で、リオ州のサッカーチームを乗せたバスが橋から転落し、4人の死者が出る事故が発生した。同日付現地サイトが報じている。
 事故が起きたのはミナス・ジェライス州アレン・パライバを走る国道116号線で、リオ州のサッカーチーム「ヴィラ・マリア・エレナ」の選手や監督、コーチ、運転手計33人を乗せたバスが高さ10メートルの橋から転落した。
 このバスは同州北部のウバポランガからドッケ・デ・カシアスに戻るところで、10メートル下の草むらに真っ逆さまに墜落。このショックで4人の命が失われた。負傷者29人は、アレン・パライバ市内のサンサルバドール病院とレオポルジーナ市内のカーザ・デ・カリダーデ・レオポルジネンセ病院に運ばれ、手当を受けた。
 サンサルバドール病院によると、大半は軽傷で、治療後に退院許可も出たが、5人は入院が必要だという。内3人は集中治療室に入院している。
 誰が亡くなったかは判明していないが、このチームは主に14〜17歳から構成される青少年のクラブだ。本拠地はドゥケ・デ・カシアスで、ウバポランガで行われたトーナメントに参加した帰りだった。大会本部によると、このチームは18歳以下の部で優勝、16歳以下の部で準優勝するなど、好成績を収めていたという。
 事故の原因はスピードが出たままカーブに入ったためガードレールを突き破り、バスの前方から落ちていったと見られている。詳細はまだこれから調査することになるが、同乗していた16歳の少年はテレビの取材に応えて、「バスに乗っている間中、みんなで『何か変だ。カーブを曲がるたびに運転手が猛スピードで走っている』と言っていたんだ」と、事故直前の車内の様子を語っている。
 また、別の少年は、事故後に親に携帯電話で連絡を入れ、「バスが転落したけど、僕なら大丈夫。心配しないで」とメッセージを送っていたことも報じられている。
 事故を知った家族の一部は周囲の人にお金を借りてミナス州に出向いており、関係者や知人、友人は他の家族の旅費を捻出するための寄付も募っている。


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