サンパウロ州=ジャーナリストに暴力=北部海岸豪雨被害の現場で
21日付CNNサイト(1)によれば、サンパウロ州北部海岸のサンセバスチアンで豪雨被害取材中にジャーナリスト2人が近隣住民から暴力被害を受けていたことがわかった。
被害を受けたのはエスタード紙のジャーナリスト、レナタ・カファルド氏とカメラマンのチアゴ・ケイロス氏だ。2人はもっとも死者の出たバーラ・ド・サイーへ取材に行く途中、サンセバスチアンにある高級コンドミニオの住人たちから暴力を受けた。
2人はコンドミニオ周辺で水はけ作業をしている人たちに取材を申し込むと、5人の男性と1人の女性がやってきて彼らに迫った。レナタ氏が「エスタード紙のものだ」と言うと、住人たちは政治的な発言をして口汚く罵った上に彼女を押した。
さらにチアゴ氏が帰ろうとした際に、住人たちは「撮影したものを消せ」と迫った。それをレナタ氏が止めようとすると、住人たちは彼女を水たまりのある場所まで押した。
この事件は報じられると現地サイトで最も読まれた記事となった。レナタ氏は訴えることを示唆している。