失業率は9・3%に低下=パンデミック後の産業復興で
2022年の年間失業率は9・3%で、2015年以来の低さになったと、2月28日付フォーリャ紙サイト(1)などが報じている。
これは2月28日の地理統計院(IBGE)発表で明らかになったものだ。
ここ数年、年間失業率は2020年が13・8%、2021年が13・2%と高かったが、22年は9・3%と、2015年に記録した8・6%以来の低い数字となった。
失業者を数字で見ると2022年は約1千万人で、これも2021年に記録した1390万人より390万人減り、870万人だった2015年以来の記録となる。
IBGEの労働コーディネーターのアドリアーナ・ベリングイ労働コーディネーターによると、「2021年は2020年のパンデミックによる社会的隔離で受けた最悪の時期からの移行期だったが、22年になってようやく産業の復興が確かなものになったと言える」との分析を行っている。
だが、2022年の平均給与は2715レアルで、21年に記録した2743レアルより約1%下がるなど、課題も残している。