デルタン下議=モロ後任判事への捜査を要請=ルーラ選挙運動に寄付の疑い
27日付カルタカピタルサイト(1)によれば、デルタン・ダラグノル下院議員(Podemos)は、セルジオ・モロ氏の後任としてラヴァ・ジャット作戦(以下LJ、ペトロブラス汚職捜査)の指揮を執るエドゥアルド・フェルナンド・アピオ氏が、ルーラ大統領(PT)の政治運動に寄付金を渡した疑惑に関する調査を連邦警察に依頼した。
アピオ氏はパラナ州クリチバ連邦裁判所(第13法廷)の判事。先週末、アピオ氏はルーラ大統領の政治運動に13レアルを寄付したことを否認し、「どの政党に属したことも支援したこともない」と弁明していた。
高等選挙裁判所は2022年9月25日に13レアルを寄付したと疑っている。だが、アピオ氏はその取引が記載されていない明細書を、その容疑を告発したPoder360サイトに送付した。「仲介者を通して寄付を行ったかも確認する必要がある」とデルタン氏はSNS上で述べた。
18日付同サイト(2)でデルタン氏は、アピオ判事の父親で、昨年10月に亡くなったフランシスコ・アッピオ元連邦下議が、同作戦の中で内部告発者によって疑惑を指摘されていたと述べ、「彼(アピオ判事)は明らかに左翼的なイデオロギーの運動に参加し、近年LJ作戦を攻撃した人々と同盟を結んだ人物」と指摘した。