カンピーナス=火災で11階から落ち死亡=必死に窓枠に捕まるも力尽き
サンパウロ州カンピーナス市で1日、アパート火災に見舞われた男性が、助かろうとして窓にしがみついたが力尽き、11階から落ちて亡くなった。同日付フォーリャ紙サイト(1)などが報じている。
火災は1日午前6時30分頃、同市ジャルジン・サマンバイア地区にあるアパート「マインハウス」で起きた。
全12階建の同アパート11階に住んでいた27歳の男性は、火災から逃れようと窓から脱出を試みたが、窓にぶら下がったまま動けなくなった。
男性はしばらくしがみつき、その姿は住人たちから注目されて見守られたが、6時50分頃に力尽き、40メートル下の地上に落下し死亡した。
火は7時30分頃に鎮火した。火災が発生した当初、黒煙がアパートの上方から上がっていた。亡くなった男性は、このアパートで1人暮らしをしていたという。