セアラー州=女性市議が恋人と遺体で発見=死因は絞殺、別れ話が原因か
セアラー州で3日に女性市議とその恋人が遺体で発見される事件が発生。最初に女性が絞殺され、その後、男性が自殺したとの線で警察は捜査を進めていると6日付G1サイト(1)などが報じている。
事件は3日午前、セアラー州内陸部ジュアゼイロ・ド・ノルテで発生。同市の市会議員ヤニー・ブレナ氏(26、自由党・PL)と恋人のヒクソン・ピント氏(27)が、家で死んでいるところを発見された。
警察の発表では、家への侵入行為や銃が使われた形跡はなかった。法医学専門家の鑑定では2人は絞殺されたと6日に警察が発表した。ヤニー氏は首と腹部に傷があり、爪が割れており、抵抗した痕跡と見られている。凶器はテレビのケーブルと報じられた。
警察が20人ほどに事情聴取を行ったところ、ヤニー氏が「恋人の分の請求書まで払いたくない」などと言っていたとの証言があり、別れたがっていたようだ。恋人は特定の職業を持っていなかった。ヤニー氏の両親も交際に反対していた。
ヤニー氏は、地元ではユーリ・ド・パレドン下議(PL)の妹として有名で、2022年の市議選で当選していた。2日の市議会での会議に無断欠席していたことから、市議たちの間では「何があったのか」と不思議がられていたという。