サンパウロ市=モノレール15号線で追突事故=午前の運行に大幅な乱れ
サンパウロ市のモノレール15号線で8日未明に車両同士の追突事故が発生。これにより、同線の午前の運行が大きく乱れた。8日付G1(1)サイトなどが報じている。
追突が起こったのは8日午前4時30分頃。業務時間の開始前に各駅に車両を配車する最中のことで、乗っていたのは車掌のみ。区間は市東部のサポペンバ駅とジャルジン・プラナウト駅の間で、正面衝突だった。
当初、同線は追突のあった区間を除いて運行していた。だが午前7時頃に全駅で運行を差し止めることになった。それは追突した車両の車掌の一人が負傷し、適切な処置を施されなかったために組合が判断したことだった。
同線は午前11時30分まで通常運転が再開できなかった。その間、代替バス40台があてがわれたが、追いつかず、長蛇の列が各駅で見られた。
利用者の中には、1年の失業が明け、乳母としての仕事再開の初日だったという女性もいたと報じられている。