サル痘=13日から予防接種開始=重症化リスクのある人達に

保健省が13日からサル痘の予防接種キャンペーンを始めると6日付フォーリャ紙サイト(1)や9日付アジェンシア・ブラジル(2)などが報じた。サル痘はMpoxとも呼ばれるウイルス性の病気だ。
キャンペーンでは4万7千回分のワクチンを使うが、ワクチン量が少ないのは製造業者が世界に1社で、供給量が少ないため。感染者は世界でも国内でも減少傾向にあるため、接種対象も、ラボラトリーの専門家、感染者や疑似症患者と接する医療従事者、エイズ患者のように、ウイルスと接触して感染する可能性の高い人や感染すると重症化リスクがある人が中心となる。
今回使われるワクチンは昨年中に使用許可が出ていたが、前政権が研究用としていた。今回は、国家衛生監督庁(Anvisa)が2月26日に接種への使用を認めたことを受け、予防接種に関する技術諮問委員会(CTAI)が最も恩恵を受けると考えた人に適用される。キャンペーンは全国規模で行われるが、必要なワクチンの数や接種日程は各連邦自治体が決定する。