タルシジオ、取引所のゴングあわや破壊=環状線の有利な入札に歓喜
14日に行われた環状道路(ロドアネル)北部区間の入札の際、タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事(共和者・RP)がサンパウロ証券取引所(B3)のシンボルであるゴングを壊さんばかりにハンマーで7回も激しく叩いたことが話題を呼んでいる。15日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
この日は、サンパウロ市を環状線で囲むロドアネルの最終工事区間の入札で、しかも州政府には有利な金額だった。州知事は「私は相当満足している。対価の100%割引を達成した。これは非常に重要で、投資における23%の割引も得られた。両方を合算すると、州が投資する金額が16億レアル少なくなった」と説明。嬉しさのあまり渾身の力をこめてハンマーを振り下ろし、その姿を自らのSNSでも拡散した。
この模様はSNSを通じて何万回も拡散され、同日のネット上で最大の話題のひとつとなった。これを巡っては、「知事の力強さの象徴」と称賛する声から「抑制が効かない」と批判的な意見まで含め、ネット上でミーム(冗談画像)が流れることとなった。
ゴングに関しては「破壊した」「破壊しそうになった」と報道によって判断がまちまちだった。