ロビーニョ、パスポートを高等裁に提出=国内刑執行なら脱出できず
イタリアの裁判所で強姦罪で有罪判決を受けたサッカー元ブラジル代表選手ロビーニョが、ブラジルの高等裁判所にパスポートを提出した。これにより、ブラジルでの刑執行となった場合に国外脱出できなくなった。30日付G1サイト(1)などが報じている。
ロビーニョは先週、フランシスコ・ファルコン高等裁判事から5日以内のパスポート引き渡しと国外に出ることを禁ずる命令を受けており、29日にパスポートを提出した。
ロビーニョはACミラン在籍時の2013年、友人たちとともに当時22歳だったアルバニア出身の女性を酒に酔わせて強姦した嫌疑を持たれ、2022年1月にイタリアで9年の実刑判決を受けたが、ロビーニョはその時は既にブラジルに帰国。イタリアでの犯罪ということで、刑が執行されずにいた。
しかし、イタリア政府はブラジル政府にブラジルでロビーニョを服役させるよう要請。フラヴィオ・ジノ法相もこれを受諾したため、連邦検察庁が高等裁に国内での刑執行の可否を審理し、刑執行のために必要な措置の確立を依頼していた。この種の例ではパスポートの提出は例外的な措置だが、ロビーニョは国を離れるためのリソースがあるため、パスポートの提出なども正当化されている。