サンパウロ州選手権=まさかのアグアサンタ先勝=王者相手に一歩も引かず
2日、サッカーのサンパウロ州選手権決勝第1試合が行われ、全国選手権未登録の伏兵アグアサンタが全国選手権優勝チームのパルメイラスに2―1で勝利。優勝に王手をかけた。2日付グローボ・エスポルテ(1)などが報じている。
準々決勝でサンパウロ、準決勝でブラガンチーノといった全国選手権1部のチームを次々と撃破した台風の目、アグアサンタは、この日もその勢いを維持。前半44分には右からのコーナーキックを34歳のベテラン、ブルーノ・メゼンガが直接ヘディングしてシュートを決め、1点を先制した。
これに対し、パルメイラスは後半8分、左からのコーナーキックをエンドリックが押し込んだ。ここまで積極的に起用されながら、無得点が続いていた16歳の黄金ルーキーの今大会初得点で1―1の同点に追いついた。
だが、試合はその後もアグアサンタが押し気味に進み、「あわや勝ち越し」の機会が度々訪れた。後半45分には、ペナルティ・エリア前に流れたボールに追いついたメゼンガが2点目のゴールを決め、決勝点。アグアサンタが先勝した。
第2戦はパルメイラスの本拠地アリアンツ・パルケで9日に行われる。