ボウロス、ダテナとの会談動画が流出=サンパウロ市長選の副候補説否定
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ニュースキャスターのジョゼ・ルイス・ダテナ氏がギルェルメ・ボウロス下議(社会主義自由党・PSOL)と2024年のサンパウロ市市長選について会談している様子を映した動画流出が物議を醸したが、ボウロス氏はダテナ氏を副候補とする話はないと明言した。4日付G1サイト(1)などが報じている。
この動画は1日にダテナ氏がボウロス氏の自宅を訪れた時のもので、ボウロス氏が出馬予定のサンパウロ市市長選の話を行っている。3日に流出した動画にはダテナ氏が「悪いけど、ダテナを副にしたいんだけどとルーラに言え」と語った部分があり、「自分を副候補として売り込んでいるのではないか」との憶測が流れた。
ボウロス氏はこれに困惑し、「これはダテナ氏をサッカー解説者のネットや数人のコリンチャンス・ファンと共にカンポ・リンポの自宅に招いた時の会話だ」と釈明。動画流出に遺憾の意を示した。
一方、ダテナ氏も動画流出を「ばかげている」と一蹴し、「副候補の話などしていない」と否定した。
ダテナ氏は長年、サンパウロ市市長選やサンパウロ州知事選、上議選への出馬が噂されながら実現していない。また、同氏は常に保守派のイメージを持たれていたため、急進左派のボウロス氏とのシャッパの噂は違和感を持って受け止められた。
ボウロス氏もこの件で労働者党(PT)に謝罪に出向き、サンパウロ市市長選ではPTの政治家を副候補にすることを改めて約束した。
ボウロス氏は2020年のサンパウロ市市長選で次点となった後、2022年のサンパウロ州知事選への出馬を目指していた。だが、同年の統一選では24年のサンパウロ市市長選への協力を条件に、大統領選でルーラ氏、サンパウロ州知事選でフェルナンド・ハダジ氏を支持することを決め、知事選を断念するという約束を結んでいた。
一方のダテナ氏は、民主労働党(PDT)からサンパウロ市市長選に出馬するとの噂が出始めている。