ペルナンブッコ州=子供の保護施設で火災=4人が死亡、13人重軽傷
ペルナンブッコ州レシフェで14日未明、社会的な危険にさらされている子供の保護施設で火災が発生し、子供3人を含む4人が死亡し、13人が負傷した。同日付G1サイト(1)が報じている。
火災が発生したのは同市南部イプセプ区にある保護施設ラル・パウロ・デ・タルソで、午前3時頃に火災が発生した。原因はまだはっきりとわかっていないが、電気回路のショートではないかと推測されている。
この火事で子供たちの面倒を見ていたマルガレッチ・ダ・シウヴァさん(62)と3人の子供が死亡。さらに13人(内12人は子供)が負傷した。負傷したうちの8人はレシフェ市内のレスタウラソン病院に運ばれ、6人が集中治療室に入院。残る2人は近隣のオリンダ市の病院に転院となった。また、別の5人はレシフェ市内のアレイアス病院に治療を受けた。
今回の火災で死亡した子供は2歳から11歳までだったという。この保護施設の子供たちは、家庭の経済状況や親の素行などに問題があり、危機的な状況にあった子供たちで、児童相談所や家庭裁判所などの判断後、この施設で暮らしていた。
火災の規模は大きく、消防車11台が消火作業を担当。火が完全に消えたのは午前6時ごろだったという。