サンパウロ市地下鉄4号線ヴィラ・ソニア駅が改名=襲撃受けた州立校教師顕彰
サンパウロ市地下鉄4号線のヴィラ・ソニア駅の名前が、3月27日に同区の州立校で起きた13歳の少年による襲撃事件の被害者を称え、改名されることになった。15日付G1サイト(1)などが報じている。
これは15日付サンパウロ州官報で発表された。それによると、地下鉄4号線の西の終点にあたるヴィラ・ソニア駅の駅名が、3月27日の朝、同駅近くの州立トマジア・モントロ校で勤務中、教室で犯人の少年にナイフで刺されて死亡したエリザベッチ・テンレイロさんにちなみ、「ヴィラ・ソニア/エリザベッチ・テンレイロ」に変わるという。
同線を運営するヴィア・クアトロはまだ、実際に駅名が変更される時期などについて発表していない。今回の変更は、同校の生徒や教職員、同校を訪れた当局の関係者たちの署名を受けて決まった。
エリザベッチさんは71歳で、定年退職した2020年までアドルフ・ルッツ研究所に技術者として勤めていた。2015年からは科学の教師としても働いており、教師としての使命を全うしたいと考え、今年からトマジア・モントロ校で教鞭をとっていた。