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サンパウロ市=トゥキトゥキのサービス停止=電動三輪車による旅客事業

2023年4月26日

パウリスタ大通りを走るトゥキトゥキ(Divulgação/Grilo)
パウリスタ大通りを走るトゥキトゥキ(Divulgação/Grilo)

 別名「トゥキトゥキ」の愛称で知られる電動三輪車によるアプリ・サービスが、サンパウロ市役所により、わずか1週間で停止となった。24日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
 トゥキトゥキは東南アジアなどで普及している三輪の電動スクーターで、荷物の宅配や旅客サービスなどに使われている。
 サンパウロ市でのトゥキトゥキを使ったアプリの旅客サービスは、20台のトゥキトゥキを準備したグリロ社が13日にスタートさせた。だが、21日に市役所から差し止め命令が下った。
 同市では今年1月にトゥキトゥキを使った旅客サービスを禁じる市長令を出しており、今回の措置もそれに準じたものだ。リカルド・ヌネス市長は当時、トゥキトゥキによる旅客サービスは安全性が保障されていないとしていた。
 グリロ側は「安全性の疑問視」に対して異を唱え、「シートベルトなどの安全基準も順守している」「二酸化炭素排出も抑えられ、低コストだというのに」と市の判断に不満を示している。
 グリロは2020年からポルト・アレグレ市で同サービスを始めており、サンパウロ市ではコンソラソンやベラ・ヴィスタなど中央部の5カ所、5・5キロ平米限定で、月曜から土曜の8時〜20時に運営を行っていた。
 グリロによると、アプリのダウンロードが1日平均で800回記録されるなど、事業は好調だったという。


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