連警=ブレナン容疑者を強制送還=アブダビからサンパウロ市拘置所へ
婦女暴行や強姦など5件で予備拘束命令を受けている企業家のチアゴ・ブレナン容疑者が4月29日、逃亡先のアラブ首長国連邦のアブダビから強制送還され、連邦警察に連行された。4月29日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
ペルナンブッコ州の大手医療企業の相続人のブレナン氏は、それ以前から富豪として知られていたが、昨年9月にモデルへの暴行事件で起訴される直前にアブダビに逃亡。それ以降も女性達から次々に、強姦や暴力などで訴えられ、予備拘束命令5件、起訴8件、被害を訴えた女性が少なくとも15人という事態となっていた。
ブレナン容疑者は連邦警官に付き添われ、現地時間の4月27日にアブダビから飛行機に乗り、パリ経由で同29日にサンパウロ州グアルーリョス空港に到着。4月30日にはサンパウロ市西部ラッパの連警に連行され、法医学研究所(IML)で検査を受けた後、ピニェイロスの第1拘置所(CDP1)に収監された。
予定だと、最初の10日間は1人で隔離された状態にされるが、それを過ぎると他の囚人たちと同じ扱いになるという。