三権中枢施設襲撃事件＝最高裁投票は前回と同様＝現時点で３００人が被告に

　最高裁で投票が行われていた、１月８日の三権中枢施設襲撃事件に関与したとされる容疑者２００人に対する起訴状を受理するか否かを決める投票の結果が２日に確定。判事投票過半数で、先に行われた投票での１００人に続き、容疑者らが被告となることが決まった。３日付フォーリャ紙（１）などが報じている。
　投票の内容は４月１８～２４日に投票が行われた１００人の場合とほぼ同じだった。報告官のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事が民主主義への攻撃などを理由に２００人の容疑者全員を被告とする判断（起訴状受理）に７人の判事が賛成。これに対し、ボルソナロ前大統領の指名を受けて判事となったカシオ・マルケス、アンドレ・メンドンサ両判事が、「破壊行為が深刻な容疑者のみを対象とするべき」と部分的に反対を示したが、判事投票８対２の結果で、全員が被告となった。これで前回投票分と合わせ、計３００人が被告となった。
　３日には第３陣２５０人に対する投票も始まっており、モラエス判事が起訴状受理の判断を下した。今回の投票は８日まで行われることになっている。
　同件では現時点までに１３９０人が起訴されている。