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リオ市=給油中の航空機の上に気球=滑走路で炎上、惨事は免れる

2023年5月16日

サントス・ドゥモン空港(Fernando Frazao/Agencia Brasil)
サントス・ドゥモン空港(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 14日朝、リオ市中央部のサントス・ドゥモン空港で給油中の航空機の上に落ちた気球(バロン)が滑走路に落ちて炎上する事件が起きたと14日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)が報じた。
 火災は空港職員が消し止め、大事には至らなかったが、同件の報告書はブラジル航空インフラ業務公社(Infraero)にも提出された。
 リオ州軍警消防隊は出動の必要がなく、通報もなかったが、今回の出来事に遺憾の意を表明。同消防隊は4月26日、環境保護警察や同州市警と共に、気球による惨事発生回避のための「バロン・マッタ(気球は殺す)」という防災キャンペーンを開始している。キャンペーンでは、実際の映像を添えた投稿をSNSに掲載したりして、庶民への警告を発している。
 気球はローソクやアルコールその他の熱源で気球内の気体の温度を上昇させて飛ばすため、バランスを失った気球が屋根の上などに落ちて火災を起こす例は意外と多い。
 州防災局局長で消防隊の総司令官でもあるレアンドロ・モンテイロ大佐は、「気球を飛ばすことは常に、犯罪だった」とする一方、現在はSNSがこの手の活動を呼びかけ、実際の悲劇を引き起こす可能性があることも強調した。同氏は、最近起きた、浄水場に気球が落ち、リオ大都市圏で断水が起きる可能性があった事件や、人で混雑したレメ海岸に気球が落下し、大惨事となる可能性があった事件にも言及し、気球を飛ばすのは犯罪行為であることを確認した。


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