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エスピリトサント州=野鳥と人から鳥インフル確認=非感染国のまま、監視は強化

2023年5月19日

野生鳥3羽の鳥インフル感染を確認と報じる15日付G1サイトの記事の一部(写真はシマアジサシ)
野生鳥3羽の鳥インフル感染を確認と報じる15日付G1サイトの記事の一部(写真はシマアジサシ)

 エスピリトサント州で野生鳥が鳥インフルエンザ(H5N1)に感染したことが15日に確認され、同州の養鶏業者協会が監視体制を強化しているが、17日には人への感染も確認されたと15日付G1サイトや17日付フォーリャ紙サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
 最初の感染例は15日に農牧供給省(Mapa)が発表した。同省によると、同州海岸部で保護された野生のシマアジサシ2羽が鳥インフルに感染していることが確認されたという。感染した鳥が見つかったのは、マラタイゼス市とヴィトリア市だ。
 だが、同日夜には、カリアシカ海洋動物調査・リハビリテーション研究所で1月から保護されていた渡り鳥のパルドカツオドリ1羽も感染していることが確認されたとの発表があり、感染した鳥は3羽となった。
 この時点では、感染が確認されたのはいずれも野生鳥で、高病原性鳥インフルエンザ非感染国(IAAP)としてのブラジルの立場には影響を与えないため、世界獣保健機関(WHOA)加盟国がブラジルの家禽製品の国際取引を禁止するべきではないことも発表された。
 だが、同州養鶏業者協会は17日、Mapaや伯国動物性タンパク協会(ABPA)、州農業供給・水産局、同州の農牧・森林保護研究所と協力し、監視体制を強化したと発表した。
 なお、17日は保健省が、感染した鳥が見つかったヴィトリア市の公園の職員の61歳男性が軽い風邪の症状を呈し、鳥インフルに感染していることが確認されたと発表。男性は隔離され、市保健局が観察を続けている。


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