俳優殺人事件＝元プロデューサーを逮捕へ＝「遺体埋めたが殺してない」

　５月３１日、リオ市警は俳優ジェフ・マシャド殺害事件に関し、第一容疑者として上がっていたグローボ局元プロデューサーのブルーノ・ロドリゲス容疑者らを起訴することを決めた。ブルーノ容疑者は「遺体は埋めたが殺してはいない」と主張している。１日付Ｇ１サイト（１）が報じている。

　リオ市警が起訴したのはブルーノ容疑者と男娼のジェアンデル・ヴィニシウス・ダ・シルヴァ・ブラガ容疑者の２人で、市警は逮捕状も要請している。

　ブルーノ容疑者の弁護士達（２人）によると、同容疑者は「マシャドの口座から金を引き落とし、遺体を埋めたが、殺してはいない」と語っているという。同容疑者によると、殺害に絡んだのはマルセロと称し、数々の犯罪に手を染めた凶暴な男だというが、市警はこの男は同容疑者が作り上げた架空の人物だと見ている。

　弁護士たちによると、マシャドは１月２３日に自宅でジェアンデル容疑者とポルノビデオを撮影しており、ブルーノ容疑者は撮影を担当していたが、ブルーノ容疑者が席を外した間に何事かが起きて、マルセロなる人物がジェアンデル容疑者と共にマシャドの体を抱えて部屋から出てきたが、既に息絶えており、死体を隠すことになったと主張しているという。

　マシャドに関しては、ブルーノ容疑者に架空のドラマ出演を持ちかけられ、金をゆすられていたとの知人たちの証言がある。