ザニン氏、上院口頭試問は21日に=最高裁新判事への登竜門
ルーラ大統領から最高裁判事の指名を受けたクリスチアーノ・ザニン氏の上院での口頭試問(サバチーナ)の日程が21日に決まった。12日付G1サイトなど(1)(2)が報じている。
開催日時を決めたのは上院憲政委員会(CCJ)のダヴィ・アルコルンブレ委員長(ウニオン)で、報告官をヴェネジアーノ・ヴィタル・ド・レゴ上議(民主運動・MDB)が務めることも同時に発表された。
このサバチーナは大統領から最高裁判事や外交官などに指名された人物には必ず行われるもので、CCJの委員である27人の上議からの質疑応答を受けた後、14人以上の支持を得れば同日中に全体投票にかけられ、81人の議員の内41人以上の賛同を得られれば正式な就任となる。
ザニン氏はルーラ大統領の個人弁護士を務めていた関係上、保守派の議員の一部から強い反発が出ているが、野党最大勢力の自由党(PL)が投票を上議の自由意志に一任しており、最高裁でもボルソナロ前大統領の推薦で選ばれた保守派のアンドレ・メンドンサ判事がザニン氏の協力に回っているといった報道が行われている。