ラヴァ・ジャット、ハルト判事は担当継続に=他州への異動希望通らず
パラナ州連邦地裁でラヴァ・ジャット作戦(LJ)担当判事に暫定指名されていたガブリエラ・ハルト氏が、希望していたサンタカタリーナ州への異動が認められず、LJ判事にとどまることになった。14日付G1サイト(1)などが報じている。
ハルト氏は5月20日、第4連邦地域裁(TRF4)から、判事としての不適切行為があったとして担当を外されたエドゥアルド・アッピオ氏に代わる担当判事に指名された。同氏は2018年にセルジオ・モロ氏が法相に就任することになった際に後任判事となった経験があるが、サンタカタリーナ州地裁への異動を希望し、LJ担当判事就任に難色を示していた。
だが今回、その異動が認められないことが決まったため、LJ担当判事にとどまることになった。
LJ判事に関しては、モロ氏自身も抗議に加わった、TRF判事マルセロ・マルセッリ判事の息子で、自身の法律事務所の共同経営者でもあるジョアン氏に疑惑の脅迫電話をかけたのがアッピオ氏でなかったとの鑑定結果が出ている。全国法務審議会(CNJ)が現在、アッピオ氏の復職要請を検討している段階だ。
ハルト氏も、「モロ氏の秘密潜入者だった」と称するトニー・ガルシア氏から暴露証言を挙げられているため、同氏が関わる裁判案件には携わらないことを宣言していた。