財務省新ナンバー2はドゥルガン氏=ガリポロ氏との違いは?
【既報関連】ガブリエル・ガリポロ氏に代わる財務省ナンバー2としてダリオ・ドゥルガン氏が指名されたが、同氏がフェルナンド・ハダジ財相が率いる財務省内部での役割分担を変えそうだと、22日付フォーリャ紙(1)が報じている。
ドゥルガン氏は中銀の通貨政策担当理事にガリポロ氏が指名されたことで、その後任に選ばれたが、タイプは全く異なるという。
予想されているのは、ドゥルガン氏が組織内部の調整役に徹することだ。ガリポロ氏の場合は財政均衡法案(アルカボウソ)の提案などに積極的に出向き、政界との交渉にもあたっていた。
財務省としては、ドゥルガン氏には政界との交渉役を行わせず、ガリポロ氏がやっていた役回りはハダジ氏の側近のリーダー格であるライオ・コレア・モライス氏に任せたい意向だ。
ドゥルガン氏は弁護士で、民間企業で勤めたこともある。ジウマ政権時代には大統領府法務局(SAJ)の顧問を務め、連邦総弁護庁(AGU)で組織運営を担当した経験もあり、その手腕が期待されているという。