site.title

サンパウロ市=高齢者の転倒予防週間=運動の重要性など訴える

2023年6月28日

 サンパウロ市が26~30日を高齢者の転倒予防週間とし、運動の必要性などを説いていると25日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 加齢に伴って起きる筋力の低下、平衡感覚や運動調整機能の変化、慢性疾患などの要因は転倒リスクを高める。それに対し、スポーツ・レジャー局は「運動は転倒事故の防止と身体の強化、可動性と安定性の向上、高齢者自身が身体能力に対する自信を高めるために重要な役割を果たす」と強調している。
 期間中は、保健衛生の専門家の講演会などの活動が予定されている。講演会では、転倒予防のための対策や高齢者でもできる運動、転倒を防ぐための家庭内の環境適応策などが扱われるという。
 種々の活動はサンマテウスとイピランガ、サントアマロのスポーツセンターと、ヴィラ・クレメンチーノの五輪訓練調査センターで行われる。活動は全て無料で、全年齢層の人が参加できる。ただし、参加希望者はサイト(https://forms.gle/P8fjbgTMg5fDdtaj8)での登録が必要だ。
 国立外傷学・整形外科研究所は、高齢者の転倒事故の大半は、滑りやすい床やカーペット、床に放置された物体、照明が暗いなどの理由により、屋内で起きると警告している。屋外(路上)で障害となるものは、でこぼこのある歩道、穴、公共交通機関の階段へのアクセスなどだ。
 転倒防止には敷物を取り除く、浴室やトイレに安全バーを設置する、滑りにくい靴を使うなどの簡単な対策が役立つ。転倒で痛めやすい部位上位5カ所は大腿骨や骨盤、腰椎、手首、肩だという。


テーマパーク・ランキング=ブラジルから4つが上位に=ディズニーランドよりも上前の記事 テーマパーク・ランキング=ブラジルから4つが上位に=ディズニーランドよりも上ディスコードの犯罪利用相次ぐ=少女ら強姦被害、「ヴァーチャル・レイプ」事件も次の記事ディスコードの犯罪利用相次ぐ=少女ら強姦被害、「ヴァーチャル・レイプ」事件も
Loading...