ヴォア・ブラジル=片道200レで空の旅を=航空券の販売は8月から

マルシオ・フランサ港湾航空相が13日、片道200レアルで空の旅を楽しめる「ヴォア・ブラジル」の利用者は月150万人まで拡大される見込みで、アズル、Gol、Latamの各航空会社が参加を表明していると発表したと16日付fdrサイトなど(1)(2)が報じた。
航空料金は主要なインフレ圧力の一つになるほど値上がりしたりしていたが、8月からは片道200レアルで空の旅が楽しめるようになる。
現在はまだ、航空券購入のためのアプリの準備などの段階で、プログラム導入後も当面は利用者が限られるが、航空相は、「ブラジルではコロンビアやチリの人達の3分の1程度しか航空便を利用していない」「片道200レアルで航空便が利用できれば、皆が年に1度は旅行できるようになるだろう」としている。
最初にこのプログラムを利用できるのは、直近の18カ月間、航空便を利用していない年金生活者や恩給生活者で、1人最大4回まで利用出る。同相は公務員にも利用枠を与える可能性を示唆している。旅行シーズン以外の航空券の販売は、2~6月と8~11月の二つの期間に分けて行われる。
現在の国内線の空席率は平均21%で、このプログラムは各航空会社が抱える空席の利用を促進すると見られている。