1~5月外国人旅行者が3年ぶり増加=前年同期比で2倍超、300万人

19日付G1サイト(1)によると、2023年1~5月にブラジルを訪れた外国人観光客数が3年ぶりに増加した。1~5月に訪れた外国人観光客は約300万人で、前年同期の2倍以上となった。これにより、約130億レアルの経済効果があったという。
国別ではアルゼンチンからの旅行者が最も多く、次いで北米、パラグアイ、チリ、ウルグアイとなっている。また、観光指標として用いられるコルコバードの丘への訪問者数も、パンデミック前の19年と比べ、上半期は34%増加した。
観光業が好調であるにもかかわらず、ブラジルのGDPに占める比率は、依然として7%と微々たるものである。専門家らは、外国人観光客の誘致には、インフラへの投資が不足していると指摘。市役所や州政府、連邦政府、旅行会社が統合的な計画と投資を行うことで解決できるとみており、港や空港の連携強化や、外国からのフライト増便が必要だとの見解だ。
このような課題がある中でも、ブラジルは依然として外国人旅行者に人気の目的地であり、観光業のさらなる成長が期待されている。