ガレオン空港=下半期の発着便は40%増加=航空会社3社が見通しを発表
リオ市にあるトン・ジョビン国際空港(通称ガレオン空港)の発着便が、下半期に40%以上増えると1日付G1サイト(1)が報じた。
連邦政府がサントス・ドゥモン空港の発着便数を制限する方針を決めたことを受けたもので、Gol、Azul、Latamの各社が下半期のガレオン空港の発着便を増やすと公表。これにより、国内便は44%、国際便も41%増える見込みだ。
Gol社の場合、10月以降、ガレオン空港発着便を38%増やすという。同社はその後も増便を続ける意向で、11月には現在の便数の倍以上(110%増)に増やす予定だ。これに伴い、現在の同空港発着便以外に、カンピーナス、カシアス・ド・スル、クリチバ、フロリアノポリス、ポルト・アレグレの各空港へのルートも発足する。また、現在はサントス・ドゥモンを利用しているナヴェガンテス~リオ間の便もガレオン発着に変更となる。
同様の措置は、AzulやLatamの航空便でも採用される。
これらの変更は、サントス・ドゥモン空港とガレオン空港の間で生じた利用者数のバランスの悪化などを解消するためだ。前者は現在、運用能力以上の便が発着しており、発着の遅れなどが多発。その一方で、ガレオン空港は利用者の減少が続くという事態が続いていた。
ガレオン空港は年間3千万人以上が利用できる規模だが、昨年の利用者は600万人に届かなかった。一方、サントス・ドゥモン空港の昨年の利用者は1千万人を超えていた。