サンパウロ市=音楽フェス「ザ・タウン」開幕=24時間体制、50万人期待
2日から、「ロック・イン・リオのサンパウロ版」とも称される音楽フェスティバル、「ザ・タウン」がサンパウロ市南部のインテルラゴス・サーキットで開催される。
ザ・タウンはブラジルで80年代から行われている国際音楽フェスティバルの「ロック・イン・リオ」と同じ運営スタッフが手がけており、隔年開催のロック・イン・リオが開催を行わない今年から開催された。
事前の期待値は高く、5日間で50万人の来場を見込むチケットは購買のための予約カードの注文が数時間でなくなったほど売れ行きが好調。公式サイト(1)によると、今回は2日、3日、7日、9日、10日の変則日程で、フー・ファイターズがトリの3日と、ブルーノ・マーズがトリの9、10日は既に売り切れた。ポスト・マローンがトリの2日と、マルーン5がトリの7日はまだ残席がある。
今回のザ・タウンで画期的な点は、グローボ紙(2)も報じているように、開催期間中、サンパウロ市の地下鉄、CPTMが全線24時間営業を行うことだ。同市で電車が24時間運営となるのは年末年始以外、前例がなく、極めて異例の事態だ。
また、G1サイト(3)によると、コンサートの模様は生中継され、テレビではムルチショウ局、アプリではグローボプレイで生放送される。
さらにG1サイト(4)によると、このイベントのため、サンパウロ市内のホテルの客室予約率は昨年同期比で25%増の85・5%となっている。