リオ市=差別と闘い、平等促進に貢献=黒人の著名人100人超を顕彰

リオ・デ・ジャネイロ市議会が9日、人種差別と闘い、人種平等の促進に貢献した黒人の著名人100人以上を讃える会議を開催したと10日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)が報じた。これは11月20日の「黒人の意識高揚の日」または「黒人啓発デー」を受けた祝賀行事の一つだ。
議会の主要な賞であるペドロ・エルネスト・メダルを受け取ったのは、活動家のクラティア・ヴィエイラ氏とルシア・シャビエル氏だ。クラティア氏は全国女性フォーラムのエグゼクティブコーディネーターで、選挙空間と黒人運動に重点を置き、住宅と食料への権利を求める闘いに取り組んできた人物だ。ルシア氏はリオ市にあり、人種差別との闘いに関連した文化的および政治的活動を推進しているNGOクリオラのコーディネーターで、黒人のための司法へのアクセスなどに取り組んでいる。
文化や研究、文学、反人種差別活動などの分野で活躍する人に対する顕彰と称賛の時もあった。
その一人は、統一黒人運動(MNU)代表のルーカス・バタル氏で、より平等な社会を模索する黒人集団の主導的役割が賞賛された。同氏は「人種差別が存在する限り、黒人は街頭に出て戦うだろう」と語った。
このイベントは、人種差別と戦う特別委員会の委員長であるモニカ・クーニャ市議の発案で開催された。モニカ氏は、黒人文化の構築と保存に貢献する人々を評価することが重要だと主張した。
黒人の意識高揚の日は任意休日で、8日付G1サイトによると、今年は、アラゴアス、アマゾナス、アマパー、マット・グロッソ、リオ、サンパウロの6州と1千以上の市が休日となるという。