サンパウロ市=8つのバスターミナル封鎖=運転手組合の反乱行為で
21日朝、サンパウロ市のバス・ターミナル八つが抗議活動で封鎖される事態が発生した。同日付G1サイト(1)が報じている。
封鎖されたターミナルはドン・ペドロ二世公園、ヴィラ・ノヴァ・カショエイリーニャ、サントアマーロ、カペリーニャ、ピニェイロス、カンポ・リンポ、ジョアン・ジアス、サンターナと、いずれも市内では規模の大きなターミナルだ。サンターナは午前10時48分、その他のターミナルも11時25分までに封鎖が解かれた。
これは、21~22日に行われるバス運転手の組合「シンジモトリスタス」の会長選挙に伴うもので、一部勢力が反抗したためとみられている。CNNブラジル(2)によると、この選挙では4組の会長・副会長候補のシャッパ(連立名簿)があり、本命以外の三つのシャッパが反乱を起こしたとされている。これに対し、シンジモトリスタス側は対立候補たちを法的に訴えることを検討しているという。
サンパウロ市のバス公社SPトランス社も反乱者たちの行為に抗議して復旧を急がせ、リカルド・ヌーネス・サンパウロ市市長も警察による対処を求めた。