黒人の日=国の祝日化法案が前進=下院が緊急事案に承認
下院は21日、11月20日の「黒人啓発の日(黒人の日)」を全国祝日にする法案を緊急事案として審議することを賛成多数で承認した。現状では6州で州の祝日となっている。同日付G1サイト(1)が報じている。
黒人の日は、17世紀に最大の逃亡奴隷共同体だったキロンボ・ドス・パルマーレスの伝説的指導者ズンビーの命日1695年11月20日にちなんだもの。現在、サンパウロ州、リオ州、アラゴアス州、アマゾナス州、アマパー州、マット・グロッソ州の6州が州の祝日にしており、1千を超える市が市の祝日としている。
今回の承認は、専門委員会で時間をかけて討議せずに、いきなり本会議で審議すべき緊急の事案として認めるもの。
この投票で303票の圧倒的な票数で承認された。反対は115票で、自由党(PL)とノーヴォが反対した。
この法案はすでに2021年には上院で承認済み。今後、下院の本会議で変更なく承認されれば、大統領裁可に回されることになる。