シロ・ゴメス＝一般人に腹立て、平手打ち＝「ネクタイした泥棒」発言で

　大統領選の常連候補、シロ・ゴメス氏（民主労働党・ＰＤＴ）が３日夜、セアラー州フォルタレーザで一般人の男性を平手打ちし、物議を醸した。同日付ＣＮＮブラジル（１）が報じている。
　この騒動は３日、フォルタレーザで行われたサンバの日のイベントの場で起こった。シロ氏はこのイベントに私服で参加していたが、若い男性から声をかけられ、「逮捕されないまま国民から金を盗むのはどんな気分か」と問われた。
　シロ氏は「それは自分のことではないから」と言って無視しようとしたが、男性は「ネクタイをした泥棒」とシロ氏に言いよった。この時、シロ氏は男性の顔を平手打ちした。
　「僕の顔を殴ったな。警察に訴えるぞ」と青年は反発したが、シロ氏は「礼儀を知らない奴に人を尊重するということを教えたまでだ」と答えた。
　この瞬間は動画で撮影されており、一気に拡散された。シロ氏は同件に関するコメントを行っていない。
　シロ氏は２００２、０６、１８年の大統領選で３位、昨年は４位と、大統領選ではおなじみの候補だが、激情型としても有名で、過去にもこうした口論のトラブルを起こしている。