ガザ地区からの帰還第3弾=残っていた人達に出国許可

【既報関連】ガザ地区からの帰還第2弾でエジプトへの越境許可が出なかった人達に許可が出、21日にガザ地区を脱出。ブラジリア時間の23日朝、帰還の予定と21日付G1サイト(1)(2)が報じた。
今回の帰還者は、11日にブラジリアに到着した帰還者達と同時に越境許可を求めていたが、9日の時点でイスラエル政府からの許可が出ず、ガザ地区に残っていた人達や新たな帰還希望者達だ。

ブラジル政府は9日に越境許可が出ず、同地区に残った24人に関する見直し申請を行っていた。この動きは、10日に行われたアルゼンチンの新大統領の就任式の際、マウロ・ヴィエイラ外相がイスラエル外相と行った直接交渉で補強された。同国政府はその後、ガザ地区に残っているブラジル人やその親族のパレスチナ人に越境許可を与えた。
G1サイトによると、今回の帰還者は9日の時点で越境許可が出なかった24人中16人を含む33人とされている。
越境許可が出た人達は21日朝、国境を越えて、エジプトに入っており、21日午前8時にリオ市の空軍基地を発ってカイロに向かった空軍機で帰還する。ブラジル到着は23日朝7~8時の予定だ。
帰還用空軍機は、ガザ地区の国連施設に届けるための携帯用浄水器、太陽光発電用パネルや車両用インバーター、充電コントローラーなどの発・充電キット、計6トンを載せて出立したという。