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CBF=エジナルド氏、会長復職=最高裁が五輪失格危機避ける

2024年1月6日

 最高裁のジウマール・メンデス判事は4日、ブラジルサッカー連盟(CBF)の会長を更迭されていたエジナルド・ロドリゲス氏を会長に復職させる決定を下した。同日付グローボ・エスポルテ(1)、ESPN(2)、カルタ・カピタル(3)が報じている。
 エジナルド氏は昨年12月、2022年3月にリオ州検察局の間で対応改善誓約書(TAC)を締結後、正規の手続きを踏まずに選挙を行い、2026年まで会長職を務めることを決めたが、エジナルド氏は前任会長の不祥事で昇格就任した代行の立場であり、26年までの延長を無効とする勢力がリオ地裁にTACと選挙の無効を訴えた。それが認められたため、「本来の任期は切れた」としてエジナルド氏を解任。連邦スポーツ高裁のジョゼ・ペルジス長官を仲介調停人として選挙を行い、新会長を選ぶことになった。
 エジナルド氏はこれを不服とし、高等裁に提訴。ブラジル共産党(PCdoB)もこの決定は不可解とし、エジナルド氏の復職を求めて訴えていた。今回の判決はPCdoBの訴えに対するものだ。
 同件では、総弁護庁(AGU)とパウロ・ゴネ連邦検察庁長官がリオ地裁の決定を無効とし、エジナルド氏の復職を求めため、メンデス判事もそれに従うことになった。
 メンデス判事は、国際サッカー連盟(FIFA)が仲介調停人をCBFの正式な会長とは認めておらず、5日に迫ったパリ五輪の南米予選の選手登録ができなくなってしまう危険性も指摘。さらには2027年の女子サッカーW杯のホスト国の候補入りも逃す可能性もあった。
 パリ五輪南米予選に向けた選手登録には監督選定も不可欠で、エジナルド氏は4日夜、サンパウロFCの会長に電話をかけ、ドリバル・ジュニオル氏に監督就任を打診する意向を伝えた。5日にはフェルナンド・ディニス監督解任の報も流れている。


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