バイクが主流の市1/3に=所得増と車値上がりなどで

2023年9月現在の国家交通局(Senatran)のデータによると、全国の市の3分の1ではオートバイ(バイク)が他の車両より多いことが判明したと6日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
それによると、2輪と3輪の車両をバイク、乗用車、ピックアップ、トラックその他の車種を車として集計した結果、バイクが最も多い市は1903、車が最も多い市は3665で、バスが最多の市はミナス州カルメジア市のみだった。
バイクが最多の市は北部に多く、10市につき8市に及ぶ。北東部では10市あたり7市だった。南部や南東部、中西部では車が最多の市が多い。
車両数は2003年3539万台、2013年8120万台、2023年1億1760万台で、車の数と全体に占める比率は、03年2660万台(75・22%)、13年5260万台(64・87%)、23年7630万台(64・94%)で、20年間で約3倍になった。
他方、バイクは03年570万台(16・35%)、13年2190万台(26・98%)、23年3230万台(27・80%)で、5倍以上に増え、比率も上昇した。
専門家達はバイクが増えた理由について、所得が増えた低所得者層が公共交通機関以外の外出手段を考えた時、より廉価なバイクを購入したこと、パンデミックなどで、アプリを使った物やサービスの購入が増え、仕事の道具としてバイクを購入する人が増えたことが原因とみている。車の値上がりは、中古や比較的新しい使用済み車両の購入数が増えていることでも明らかだ。